読書マップ as of 2020/4/19

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黒字 就活生~入社3年目
青字 入社4年目~入社7年目
赤字 入社8年目~

私がこれまで読んできた本の中でも、これは読んでおいたほうがいい、というものを挙げています。
少なくとも黒字は必須で、可能であれば青字のレベルまでは、どのビジネスパーソンで合っても読むべきと考えている本たちです。
これに追加して、”屋根裏部分”も存在しており、それは皆さんがおられる業界の知識を得る本です。
もちろん屋根裏も疎かにしてはいけません。
以下に読むおススメ順を記載していきます。

まずは問題解決・論理的思考を固めよう

問題解決・論理的思考は社会人の基礎体力になる部分です。これは筋トレと同じです。
色んな著書が出てますが、まずは一冊でもいいので読んで下さい。
おススメは、「ロジカルシンキング」です。
【図解】ロジカルシンキング 余裕があれば、問題解決の決定版のこちらの書もぜひ読んでみてください。
ちなみに、論理的思考とは問題解決において必要な要素の一つに過ぎません。
【図解】イシューからはじめよ 問題解決においては、論理的思考と仮説思考を駆使して”問い”をまず設定します。
それに対する打ち手をこちらも仮説思考で吟味しますが、
その打ち手の充分性を論理的思考による網羅思考で一定担保しながら進めます。
この仮説思考、実は経験と才能から出る”アート”の領域です。いますよね、すぐ本質をつかんでしまうセンスのいい人。
あれって、無意識のうちにアートで仮説を作って、ロジカルに検証してを頭の中で高速に繰り返しているのです。
この”アート”ももちろん技術なのです、一朝一夕には身に付きません。それこそ業務経験も一定程度必要です。
一方で、”ロジカル”は、まんま技術なので、まずは”ロジカル”のスキルを獲得しつつ、”イシューからはじめよ”で問題解決のフレームワークを頭に入れて、”アート”を涵養していくのが正しいビジネスマンの成長ステップと言えます。

マインドセットを固めてスタートダッシュを切ろう

マインドセットも大事なハードウェアです。これは早く読めば読むほど、後の成長スピードが変わるので、早く読みましょう。
一方で、良書を読まないと毒になる可能性もある本領域。
入社間もない方は、「入社1年目の教科書」で十分です。
【図解】入社一年目の教科書

表現力を身につけよう

表現力はテクニックです。これはバッティング・守備・走塁といった基本動作です。
早く覚えてしまうに越したことありません。
加えて、実は表現力が高いと一見すると”仕事ができる風”に実はなれるんですよね。
入社1年目の教科書でも書いてますが”仕事ができる風”で良いんです。
その内大きな仕事をもらえ、それをこなしているうちに、ほんとに”仕事ができる”ようになるので。
その意味で、ここに記載している本はマストでしょう。
【図解】日本語の作文技術 【図解】外資系コンサルのスライド作成術ー図解表現23のテクニック 【図解】外資系金融機関のExcel作成術ー表の見せ方&財務モデルの組み方 【図解】外資系コンサルのプレゼンテーション術

財務/会計とマーケティングは最低限のマナー

財務/会計はもちろんのこと、現代のビジネスパーソンにとって、マーケティングはもはや必修科目と言っていいでしょう。
スポーツで言えば、ルールに該当するぐらい重要になっています。
毎日のように、単語は飛び交うし、みんな当たり前のように知っているものととして話しかけてきます。厄介です。
これも早いうちに、基本的な考えをインストールしておきましょう。
財務/会計は、”「1秒」で財務諸表を読む方法”1冊でOK。
【図解】「1秒!」で財務諸表を読む方法 マーケティングも、「実況LIVE・マーケティング実践講座1冊」でOKです。
【図解】実況LIVE・マーケティング実践講座

分析/統計は社会人の読み書きそろばん

前半の山場です。特にこれまで数字を避けてきた人はつらいでしょう。
でもあきらめて下さい。これからの時代、分析/統計スキルを避けて通ることはできません。
特に経営陣になりたいと考えているならば避けるのは100%無理です。英語と一緒です。
であれば、先に習得しておくのが正しい心構えです。
まずは入社3年目までに、分析のイロハは学んでおきましょう。それには”意思決定のための「分析の技術」”が最適です。
【図解】意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法 入社4年目からになったら、統計学を学びましょう。
とはいえ、モデリングができなくても大丈夫です。
騙されないように、かつ施策が立てられるように基本精神が学べればOKです。

一通り黒字本を読み切って、余裕が出てきたら、経営戦略/経済学とHR/組織に手を出してみる

但し、1冊ずつのみに留めるのが賢明です。
経営戦略/経済学は「グロービスMBA経営戦略」が最適です。
本書は、ビジネスパーソンの教科書と言っても過言ではない完成度です。全員必読です。
【図解】グロービスMBA経営戦略_前編 【図解】グロービスMBA経営戦略_後編 因みにですが、少しプラクティカル書を紹介すると、マーケティング・プレイブックがおススメです。
ポーターが言うポジショニング論を現代版にすっきり整理しており、5つしか戦略は無いと言い切ります。
その5つが何なのかを知るだけでも非常に価値がある1冊です。
【図解】マーケティング・プレイブック

HR/組織は「失敗の本質」が適当でしょう。
上記2冊を読んだ後は、これまでの領域の青字本を読んで、復習しましょう。
この頃になると、本の理論・内容を実務の中で経験しており、「ああ、あれはこういうことだったのか!」、「あの時ああしておけばよかったんだ!」という”アハ体験”が得られるはずです。こうなれば、しめたもの。勉強が一層楽しくなるはずです。

最後に一般教養・ゼネラルマネジメント・心理学・社会学の本に手を出す

もう読書&勉強の習慣がついているはずです。更なるアドバンテージを取りに行きましょう。
一般教養は、上司との会話のタネにもなるし、自分の生きる指針を見つける上でも有用です。というかビジネス書しか読まない人ってキモイと思います。教養も深めましょう。

ボチボチ部下を持ち始めるころでしょう。このブログを見ているくらいですので、あなたは結構ストイックなのでしょう。少なくとも高い向上心はあるでしょう。
でもみんなそうとは限りません。そんな部下(場合によっては上司)をどうするか?意思決定を迫られる時、拠り所となる軸が有るのと無いのとではだいぶ違います。
「管理職の心得」は、事例が豊富で読みやすいだけでなく、しっかりとした学術的裏付けがあるので、おススメです。
【図解】管理職の心得―リーダーシップを立体的に鍛える

心理学と社会学は、近年の経営学の発展を支える重要な領域です。
むしろ”経営戦略”とか”組織戦略”とかいった、高度なマネジメントマターと比較すると、ずっとなじみやすいですし、日々の業務・人付き合いの中で登場するかもしれません。
是非一通りのビジネススキルを得たのちにトライし、更なる知の旅に出てみて下さい。
きっと素敵な社会人生活が待っているはずです。

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