【図解】30代から大きく伸びる人の勉強法

想定読者

入社4年目~入社7年目

得られるスキル・知見

社会人の勉強法のコツを学べる

この本のポイントは

    1. 50歳になるまで、遅すぎることはない。とにかく学び続けるべし。
    2. 会社に必要とされる人材でいたければ、読書と人と会うことで学び続けるべし。
    3. 人生を掛ける目標を立てる。それを達成するための10年スパンと1年スパンの目標を立て、それに整合するように学ぶ。

図解

解説&感想

堀 紘一さんは、兵庫県出身。東京大学法学部卒業後、読売新聞経済部を経て、1973年から三菱商事に勤 務。ハーバード・ビジネススクールでMBA with High Distinction(Baker Scholar)を日本人として初めて取得後、ボストンコンサルティンググループで国内外の一流企業の経営戦略策定を支援する。
1989年より同社代表取 締役社長。2000年6月、ベンチャー企業の支援・コンサルティングを行なうドリームインキュベータを設立、代表取締役社長に就任。今も第一線で活躍されている方です。

本書は一言で言うと、社会人ミドル向けの勉強法ハウツー本です。
内容は、誰でも言えることばかりで、第一線で成功を続けておられる方(BCGとDIのダブル成功)が言うからこそ説得力が出てくる本です。
このブログが忌避しているいわゆる”成功者の経歴本”に近しいです。
ではなぜ、この本を取り上げるか。
それは、学び始めるのに遅すぎることはないというあまりにも”救い”にあふれたメッセージを打ち出しており、読んでいて元気が出るとともに、生涯学び続けるべきというメッセージに強く共感するからです。
ですが、あくまでサンプル1(堀さんにしか当てはまっていない)の話ですので、鵜呑みにしすぎず読むべきです。

さて本書。
薄くて読みやすいうえ、メッセージも明快です。
つまり、「四の五の言わずに学べ」です。

堀さん自身が30代から学び始めて成功されたように、30代からでも十分成功できる。
その代わり他人より学びなさい。学歴は関係ない。これからは学習歴であるという、非常に明快なメッセージです。
著者はあの手この手で勉強をしない理由をつぶしてきます。
・「もう遅い」⇒いやいや50歳まで間に合うよ。
・「何を学べばいいかわからない」⇒なんでもいいよ。そんかわし一流になりなさい。
・「やり方わからない」⇒本読みなさい。それを続けなさい。
・「続かない」⇒小さく目標作って、ご褒美を許しなさい。ってか続かないとこれからの時代生き残れないよ?
・「成果が出ない」⇒いや、それ練習不足なだけだから。四の五の言わずに学び続けなさい。

どうです?
これを堀さんに言われるとぐうの音もでないものばかりです。
救いがある(と裏腹に言い訳ができない)のは、50歳まで学べ続けるという本書の主張です。
さて本当でしょうか?
多分、本当かどうかはどうでもいいのでしょう。
自分がそのメッセージで前向きになれれば。

はっきり言って本書は一貫して精神論です。
でも実は、自分のモチベーションアップのために、一人一冊、好きな精神論を持つのはいい事だと私は思ってます。
そういう意味も込めて本書を紹介しました。
自分にとってはこの本がそれです。
仕事でうまくいかない時、年初や昇進時に気持ちを新たにする時、、、
人間はそれぞれ、落ち込むときや初心に帰りたい時があると思います。
そんなとき、自分の信じれる精神論があると、いくらか気持ちが落ち着けます。
そんな感覚で、本書を読んでみて下さい。

お口に合えば何よりです。

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