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想定読者
就活生~入社3年目
得られるスキル・知見
ホワイトワーカーの生産性向上の本質を知ることができる
いいイシューの見極め方を知ることができる
解の質の高め方を知ることができる
この本のポイントは
- バリューのある仕事をするためには、イシューの見極めと解の質の磨きこみが必要であり、それがないと犬の道にはいってしまう
- 課題設定が生産性のキーであり、そのために十分時間を費やさなくてはいけない
- 解を出すには回転数とスピードであり、軽快に障害物競走のイメージで捌く
図解
解説&感想
著者の安宅和人さんは、東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程終了後、マッキンゼー入社。4年半の勤務後、イェール大学脳神経科学プログラムに入学。2001年春、学位(Ph.D.)取得。ポスドクを経て2001年末マッキンゼー復帰に伴い帰国。マーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーの一人として飲料、電子マネーを含む幅広い商品・事業開発、ブランド再生に関わる。2008年よりヤフー。2012年7月よりCSO。
最近では、政府関係の活動もされているうえ、メディアにも登場頻度が高く、ご存知の方も多いでしょう。
この本は、問題解決本の決定版
大事なので繰り返します。
この本は、問題解決本の決定版です。
私の過去のポストでも言及しました。
論理的思考・問題解決本はまずは一冊でいい ぶっちゃけこの本を読めば、今のところ基礎的な問題解決スキルの8割はカバーされるといっていいと思います。
10回は読むことをお勧めします。いやガチです。
すぐに買ったほうがいいです。
誰しも、この手の問題解決手法を紹介する本を読むと、新しいものの見方ができるとともに、世界が広がったかのように感じるものです。
私も、この本を読んで脳みそを揺さぶられた感覚を覚えました。
コンサルタントとして駆け出しのころ、いつも上司に怒鳴られてましたが、原因は基礎プロトコルが整っていないことでした。
この本で、そのプロトロコルを習得したのち、段々と先輩コンサルタントと会話ができるようになっていったのが懐かしい記憶です。
単なるカタログではなく、網羅的かつ簡潔にストーリー立てて書いてある。
加えて、この本が素晴らしいことは、ストーリー立てながら網羅性もある点です
この手の本は、実は手法をただ単に羅列しているものも少なくないです。
辞書か!っていう。間違いではないんですが、これでは読者の頭には残りません。
皆さんも記憶に残る本って必ず優れたストーリーと一緒になっていませんか?
人間の記憶はデータベース構造ではなく、因果律とセットで記憶されていて、、、って話はこのブログの読者であればすでに耳タコですよね。
しっかりしたストーリーでありながら、問題解決の方法も最初から最後まで網羅的に書かれている。
その中で、安宅さんの得意分野である脳科学領域の知見も入っている。
うーん。。。エクセレントです。
とにもかくにも、まずは読んでくれ
もう、ぶっちゃけこれに尽きます。
本の価格は高々2,000円行かないかくらいです。
それでいて、一生役立つ知見が手に入るのです。
どんだけ価値があるのでしょうか。
ちなみにいうと、名著とは、暗黙のゲームのルールを明文化し、我々に突きつけるものだと思います。
その意味で、本書の”犬の道を避けろ”との言葉はまさに、我が国のホワイトカラーが陥る落とし穴であり、
そういった暗黙のルールを明文化している本書は、まさにバリューのある仕事であるでしょう。
あんまりぐちゃぐちゃ説明すると、この本の完成度を損ねてしまいそうなので、もうこれぐらいにしておきます。
とにかく問題解決本を探している読者はこの本を読んでください。
それだけの価値を保証します。
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